モンブラン・シトロエンGS。29
モンブラン社(フランス)製1/12・シトロエンGS・インテリア付きのデラックスバージョン”moteur electrique teleguide”(有線リモコン仕様)の電装を解いた物・オレンジ色・中期型車体です。
オレンジ色車体の内装色は、白色と茶色のバリエーションを確認しています。
リモコン・ワイヤーを除去した為に、前輪が簡単に左右に曲がります。
運転席と助手席の窓は、開いた状態で再現されています。
オレンジ色車体では、白色のホイールが組み合わされます。
裏面です。
中央に「モンブラン社社章と社名・製造国フランス」が打刻されているのは他モデルと共通ですが、後部取り付け穴の関係で、本来後方に打刻されるべき「-GS- BY CITROEN 」が、前方に移っているのに注意して下さい。
後輪同士の間には車軸しかなく、底板後端にはコードを通す穴が開いているので、当該モデルの場合は、有線リモコン仕様を電装解除した事が伺われます。
(後期型車体では、フリクション仕様も有線リモコン仕様の底板を用いましたので、前輪の状況と駆動部分を確認してから電装解除の有無を判断しています。)
車体前部の拡大です。大味ながら、フロント部分が巧みに造形されているのが分かります。
フロントウインドウに、ワイパーがモールドされているのに注意して下さい。
車体後部の拡大です。
リア・ライセンスプレート部分は初期型では、「CITROEN ダブルシェブロン GS」と印刷されたブリキのプレートがカシメ留めされていましたが、後期型では「Jouets Mont-Blanc」とモンブラン社社章(黒塗り部分の下にストライプ柄の模様を追加した新しい物)が印刷されたシールが貼付されています。
リア・ライセンスプレート上部の黒い横長部分は、「CITROEN GS」と印刷されたリア・ガーニッシュを再現していますが、これもブリキプレートのカシメ留めです。
ギリシャのLYRA社製造モデルでは、リア・ライセンスプレートとリア・ガーニッシュ部分がシール貼付となります。
黒部品でオーバーラダーが再現されており、バンパー上にはライセンス灯が再現されている事、中期型~後期型車体では、画像左側のCピラー付け根部分にアンテナ取り付け用の突起物があるのに注意して下さい。
フロントウインドウ内側から貼付されたモンブラン社社章のステッカーですが、リア・ナンバープレートに添付されたシールに印刷された物と同様に、黒塗り部分の下にストライプ模様を追加した新しいデザインの物になっている事に注意して下さい。
旧マークです。
当該モデルは内装付きモデルでしたので、後部座席に有線リモコン駆動部を収納する為の”出っ張り”がありました。
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シトロエンGS/Aについて。
「1992年CCJ南港野鳥園ミーティング」に集合したGS/A達です。
S社に勤めるK氏の1984モデルイヤーGSA・X3。
CCJ幹事K氏の紹介で解体屋から救い出した個体で、LHMタンクからハイポンプへのホース穴開きで、LHMダダ漏れという理由だけで廃車になったものでした。
K氏邸でホースを修理後、スターターモーターの故障に遭遇、当時既に本国でもX3用の在庫が無いとの事で、専門店から中古品を修理して装着する等、苦労を重ねた車です。
美しいサイドラインを見せる同車。個人的に、X3独特のサイドストライプは気に入っています。
専用のアルミホイールとの組み合わせは、史上最強のGS/Aに相応しい威厳を感じます。
当時CCJでは、GS/Aにキャリアを取り付けるのが流行していました。
ボビンメーター&筒状スイッチで有名なGSAのコクピット。
私も一時期初期型GSAを所有しましたが、特異なGSAのインパネも、慣れると大変使い易く、他車では味わえないエキセントリックな雰囲気は、一旦馴染むとなかなか抜け出せない魅力を持っていると思います。
点火系統を改良(DCI?)していたと記憶するエンジンルーム。
この個体はK氏が手放してから関東の業者へ渡り、N社N誌の取材記事で自動車評論家T巨匠が試乗記を書きました。
ダックテール氏のGS・pallasサンルーフ付き。
CCJ会報では昔から有名な車で、油温測定を実施し、スペアタイヤを利用した空気循環ファン等を考案されてました。
この時は右側後部ドアに、擦った跡を隠すためのステッカーが貼付されていました。
同車のコクピット。
ダックテール氏はボビンメーターに換装していました。
pallasグレードならではの、ダッシュボード周りに貼付された生地が羨ましかったです。
初期型よりも後退した位置になった、センターコンソールから生えるシフトレバーに注意して下さい。
サンデン製クーラー吹き出し口もclubの頃とデザインが変わり、2分割から3分割になって細かい風向調整ができるようになっていました。
畏敬の念を込めて撮影したボビンメーター。
視覚的な美しさと使い易さは必ずしも一致するとは限りませんが、それを忘れて、ただ眺めるだけでも楽しいメーターです。
ダックテール氏のGSと共に。
時流に乗り遅れるなとばかりに、私のGSもキャリアを付けています。
尤も、私は自転車とスキー板を数回積んだに過ぎませんでした。
正に”ファッション”で付けていたようなものでした。
当時CCJ関西地区幹事をされていた、GS/A界の重鎮K氏が手に入れた1972モデルイヤー・GS1015club。
入手の経緯はCCJ会報に詳説されました。
フォグランプと右側フェンダーミラーはK氏の後付。初期型ドアミラーが良い味出してます。
K氏、元のオーナー、何方の所為か判りませんが、トランクリッドの西武自販取り付けのナンバープレート照射灯を取り払って、そこにアンテナを付けていました!
同車のコクピット。
センターコンソールのダッシュボード寄りの位置から斜めに生えた、シフトレバーに注意して下さい。
上掲のpallasの画像と比較すると判り易いですが、安全上の理由からダッシュボード上面が分厚くな
る前の、オリジナルのカーブを描くダッシュボード・ラインが美しいです。
左端のスイッチ類とハンドブレーキレバーが、薄い灰色になっていますが、純正でこの色だったのか、プラスティックの退色によるものかは判然としません。
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ピアノ演奏について。
以下の3枚は、アマゾンで眺めているうちに居ても経ってもいられなくなって、衝動的に”大人買い”してしまったアルバムです。
《スタンダーズ・イン・ノルウエイ》
1989年10月7日ノルウェー、オスロでのライブ盤です。
素晴らしい演奏で、1989年以前や以後の録音と甲乙つけがたく、巷間”スタンダーズに駄作無し”と言われるのも頷けます。
こうやって多数のライブ盤を聴いていくと、「この曲なら、どのアルバムの演奏が一番好みか?」といった領域に踏み込んでいきます。
マンネリを感じつつも、いざ聴き始めると忽ち惹き込まれていくのですから、余程キース・ジャレットのピアノが性に合っているのでしょう。
《INSIDE OUT》
キース・ジャレットが提案した申し出をピーコックとディジョネットが受け入れて実現した、フリー・インプロヴィゼーションによる完全即興演奏の作品です。
最後の1曲を除いて全てがインプロビゼーションという、”スタンタードでない”「スタンダーズ」のライブとなるわけです。
2000年7月7月26日と28日のイギリス(ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール)を収録しています。
約2年間の闘病生活の後、アンコールを除いて全てを3人のインプロビゼーションで構成するという、新たな挑戦を始めるまで復活を遂げた事を印象づけるアルバムとして有名です。
素晴らしい内容なのですが、どちらかというとキースジャレットの即興演奏はソロピアノばかり聴いてきたので、トリオでの演奏となれば、耳慣れたスタンダード・ナンバーをモチーフにした、いつもの「スタンダーズ」の方が私的には、しっくりきます。
《up for it》
2002年7月、フランスのアンティーブ・ジャズ祭におけるライヴ録音盤です。
2000年の『インサイド・アウト』、2001年の『オールウェイズ・レット・ミー・ゴー』と、スタンダーズ・トリオはグループ名と違ってフリー・インプロヴィゼーション物が2作続きましたが、このアルバムは本来のスタイルに戻りスタンダード曲集です。
相も変わらず素晴らしい内容ですが一方で、”完成され尽くして新鮮味に欠けるスタイル”だの”最早マンネリ化している”だのと、揶揄されているのも事実です。
しかしながら、私は高校生の時からキース・ジャレットの素晴らしいフレーズと唸り声に慣れ親しんできましたので、どんなにアルバムを矢継ぎ早に出されても、買いたいという衝動に駆られてしまいます。
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モンブラン・シトロエンGS。28
モンブラン社(フランス)製1/12・シトロエンGS・ノンストップ仕様・白色Police・初期型車体です。
アンテナ取り付け支柱がありますが、付いていたアンテナが失われたのか、元々アンテナが省略されたバージョンなのかも判然としません。
画像ではアイボリー・ホワイトっぽく写っていますが、実際は黄色味がかったベージュっぽい白色です。
別パーツで構成されたドアノブは、全て失われています。
内装付きで透明窓を持つモデルでは、開いた状態で再現されていた運転席と助手席の窓は、内装無しで青色着色窓を持つモデルでは、閉じた状態となっています。
白色車体の緊急車両モデルでは、白色ホイールの組み合わせが大半です。
車体前部の拡大です。大味ながら、フロント部分が巧みに造形されているのが分かります。
青色着色されたフロントウインドウに、ワイパーがモールドされていないのに注意して下さい。
屋根上の回転灯は初期型で、赤と青の2色が確認されていますが、白色Policeでは赤色しか確認されていません。
上部先端がすぼまったモスクのような形状をしており、回転灯と一体成型された台座部分が屋根下に隠れています。初期型回転灯のみ、台座金属パーツが付いている場合があります。
車体後部の拡大です。
リア・ライセンスプレート部分は、「CITROEN ダブルシェブロン GS」と印刷されたブリキのプレートがカシメ留めされています。
リア・ライセンスプレート上部の黒い横長部分は、「CITROEN GS」と印刷されたリア・ガーニッシュを再現していますが、これもブリキプレートのカシメ留めです。
リア・ライセンスプレートの上部にあるメッキ部品中央にある穴は、何かが取り付けられていたと思われるのですが不明です。
黒部品でオーバーラダーが再現されており、バンパー上にはライセンス灯が再現されている事に注意して下さい。
裏板の様子です。前部にモンブラン社社章が刻まれていますが、モンブラン社の名前と製造国フランスの記載がなく、簡略化されたものになっています。
回転台車部分に、はっきりと「MADE IN JAPAN」の文字が確認できます。
電動部品が日本製となっているのは、故障したモデルを日本国内のコレクターが規格の合うパーツを用いて修理したのか、はたまたモンブラン社が元々日本製パーツを使って製造していたのかは、謎です。識者のコメントを頂ければ幸甚です。
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シトロエンGS/Aについて。
1992年12月、私が購入したばかりのDSを”おっかなびっくり”運転して参加した「CCJ希望が丘公園ミーティング」に於ける、N氏の1984モデルイヤーGSA・pallasです。
ホイルキャップを取り去った、素のままのスティール・ホイールに注意して下さい。
右側はCCJミーティング初デビューとなった私のDSです。
ナンバー・プレートの左側はCCJのステッカーですが、右側の国際標識でピン!と来た方は、かなりのGS/Aパラノイアです。
N氏はCCJ会報にGSAの改良記事を投稿されていた熱心なGS/A愛好家で、DCI(だったかな?)他、色々な改造を施されていました。
「九州に転勤されたN氏がGSAを売りに出して、大阪に戻ってきたらしい。」という情報をCCJミーティングで得ていたのですが、私が再会を果たしたのがフレフレ関西でした。
この時点では、メルバのホイールを履いている事ぐらいしか相違点は見い出せませんでした。
(当日カメラを忘れたので、使い捨てカメラの画像です。御容赦願います。)
ネットで鮮明画像を発見したので、拝借しました。
御都合悪ければ削除致しますので、申しつけ下さい。
二度目にフレフレ関西で目撃した折には、ボンネット・フェンダーにステッカーを貼付していました。
雨天の為、aimai氏のクサラ・ブレークに同乗参加した私は、生憎カメラを持参しておりませんでした。
これはフレフレ主催者様の画像を転載しました。
M様、御都合悪ければ申しつけ下さい。
これが最新の姿です。そうです、@さかなてい氏のGSAだったのです!
これは2009年9月のフレフレで、試乗会に出発する直前の勇姿です。
前から見ると、エア抜きの付いた勇ましいボンネットに変わっただけのように見えますが・・・。
後ろに回ると何と!ハッチバックが純正GSA・X3の物と交換され、その上にスペアタイヤがマウントされています!
マウント・ステー等の制作は、@さかなてい氏御自身です。
恐れ入りました・・・。
そしてエンジンは・・・・。
他所で詳説されていますし、私がメカオンチですので此処での解説はしませんが、ツインキャブに改造されています!
機会があれば、是非とも同乗させて頂きたい1台です。
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